Q&A じぃじばぁばの部屋


体のこと/発育・発達

赤ちゃん言葉について

 孫が遊びに来ると、つい赤ちゃん言葉で話しかけてしまいます。娘から、「ネットに『赤ちゃん言葉を使うのは、後に子どもが混乱するから好ましくない』と書いてあったので、最初から正しい言葉を使ってほしい」と言われました。赤ちゃん言葉で話しかけるのはよくないのでしょうか。(1歳4ヵ月)
 赤ちゃん言葉は、子どもにとってなじみやすく、子どもとのコミュニケーションに効果的であるといわれています。それは、子どもにとって難しい言葉を、わかりやすく伝わりやすい言葉に言い換えているからです。
 赤ちゃん言葉は、大人が使う言葉とは違う特徴があり、「繰り返しが多い・聞き取りやすい・言いやすい」ことが特徴です。「ブーブー」(自動車)、「クック」(靴)、「マンマ」(ごはん)、「カンカン」(踏切)、「アチチ」(熱い)、「ワンワン」(犬)などがよく使われますね。
 子どもは、口の形を変えることが未熟なので、言える音を繰り返します。そして、聞き取る能力も未熟で、音の細かい違いはわかりません。「まみむめも」「ばびぶべぼ」「かきくけこ」「ちゃちちゅちぇちょ」は聞き取りやすく、「さしすせそ」「ざじずぜぞ」などは聞き取りにくいといわれています。中でも「まみむめも」「ばびぶべぼ」は聞き取りやすいだけでなく、言いやすい音でもあります。「ママ」「マンマ」「ブーブー」が最初に言える言葉になるのはそのためです。
 子どもは成長につれ、口の周りの筋肉が発達し、舌の動きも器用になり徐々に言葉がはっきりしてきます。また、聞き取る力、理解力、記憶力もついてきます。そうなってくれば、子どもも周りの人も、自然に大人の言葉に切り替えていくことができるものです。
 ただ、中には赤ちゃん言葉を使うことに抵抗があるという意見もあるでしょう。また、赤ちゃん言葉を使わないといけないということではありません。どちらの方針でも、大切なのは、子どもがわかりやすい言葉で、ゆっくりとやさしく語りかけることでしょう。周りの人との楽しいやり取りの時間が、お孫さんの言葉の発達だけでなく、情緒も豊かにしていきます。ママにはお孫さんに対するそんな思いを伝えてみてはいかがでしょうか。