1歳の誕生日を過ぎたあたりから好き嫌いが出始めました。特に白いご飯が嫌で、納豆やふりかけでごまかして食べさせていましたが、最近はそれも効かなくなってパンしか食べません。このままパンしか食べなくて将来困りませんか?(1歳5カ月)
お子さまは、パンが大好きなのですね。離乳食は順調に進んだお子さまでも、1~2歳の時期は偏食や小食に悩まれているママやパパは多くいらっしゃいます。
1歳を過ぎると「自分が食べたい」「自分がやりたい」「これが好き」という気持ちが大きく育ってくるためか、食事にも自分の好みが強くなります。「ばっかり食べ」の食品も変わります。「先月まではプチトマトとブロッコリーがブームだったのに、今月はまったく口をつけません」というお話も度々いただくご相談です。また、同じ食品であっても調理法が変わると食べないというお話もよく伺います。例えば、じゃがいもはポテトフライやカレー、シチューの具としては食べるのに肉じゃがだと食べないというケースです。
いずれにせよ、年齢が上がるにつれて好き嫌いの状況は変わっていきますし、集団の中にいると周囲の影響で嫌いなものを食べられるようになることがほとんどです。保育園や幼稚園ではしっかり食べているのに、家に帰ると食べないというお話も聞きますよ。
大事なのは、無理強いせずにご家族がおいしそうに食べることだと思います。今は、「気がすむまでパンでOK」と様子を見てあげましょう。