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離乳食の中だるみ
離乳食に慣れてくる中期や後期になると、体調不良でもないのに「急に食べなくなった」などのご相談が増えます。親としては「離乳食を進めなきゃ」と焦ってイライラしたりと複雑な心境かもしれませんね。
原因がわからないまま急に食べなくなるのは、多くのお子さまに見られる一時的なもので、いわゆる「中だるみ」の状態なのです。中だるみの乗り切り方は、お子さまに合わせて時期が過ぎるのを待つしかないのですが、何とかしたくなるのが親心。そこでいくつか対処法をあげてみました。
・食事量:一食分の量を少なめに用意する
・食事時間:30分程度で切り上げる
・食事の時間帯:食べそうなタイミングを探る
・食事環境:違う部屋や公園などで食事をする、いつもと違う人があげる、家族が一緒においしそうに食べる
・食事の仕方:手づかみ食べにより自分で食べたい気持ちや好奇心を育む
離乳食は大人の食事に慣れていくまでの長い道のりです。食べる量が減っても元気で機嫌がよく、体重が少しずつでも増えていれば栄養面は心配ありません。ただし長引いて離乳食がまったく進まない場合は、一度かかりつけ医や栄養士、保健師にお子さまの様子をみてもらってもよいかもしれませんね。
参考資料 公益財団法人 母子衛生研究会