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相談員のおすすめコーナー

ママ友つきあい 無理しないで

お子さまを連れて支援センターや公園へ行くようになると、他の親子と一緒になることがありますね。そうした場所での過ごし方はひとそれぞれです。
「軽く話をして、子どもの様子に集中したい」「同じぐらいの月齢のお子さんだったら、いろいろな話を共有したい」「友だちになって、お茶したり一緒にお出かけしたりしたい」など、あなたはどのようにしたいと希望されますか?
積極的につきあいを広げていきたい方は、よい機会ですね。お子さまのこと以外にも共通点が見つかると話も弾みます。

でも、エンゼル110番には「もともと人づきあいが苦手で、子どものために無理して話をするのがとても苦痛なんです」という方からのお電話もあります。
最近はWeb漫画で、「マウントを取ってくるママ友」や「困ったママ友」などの題材を見かけます。ご相談いただいたママの中には「だから、私はママ友を作りません」とお話しされる方もいました。ご自身の思いに沿ってそう決められたのなら、それも大切な在り方だと思います。

ママ友は子どもを通じて知り合います。学生や社会人のころのように、趣味や考え方が似ていて気が合い友人になるのとは少し違うようです。ですから、無理に頑張って「ママ友になろう」とする必要はないと思います。子どもは子ども、親は親。別の人間です。お子さまも、子どもの集団に入っていけば自分で友だちをみつけていきますから、無理をせずにお子さまにまかせましょう。

ただ一点、子どものためにするのであれば、「笑顔で挨拶」を心がけてみてはいかがでしょうか。無理に会話を広げなくても、あたたかな挨拶を交わせるだけで、気持ちよく過ごせるかもしれません。