常日頃、子どもの偏食に関するママの悩みを伺うことが多くありますが、皆さんのお子さまはいかがですか。

 「白いご飯ばかり食べて、肉・魚のおかずをほとんど食べないので困る」「食べて欲しい野菜をどうしても食べてくれないのは私のやり方が間違っているの?」「いろいろ調理法を工夫しているのに、嫌いなものはきっちりよけて食べます」などなど。ママはこうしたことで自分の育児に自信をなくしたり、責任を感じたりしているようです。

 「子どもの好き嫌いは環境もさることながら、遺伝子によるものが大きい」と調査報告もあります。ママのせいばかりじゃない、そう思うとなんだか少し気が楽ですね。
 また、新しい食べ物に抵抗がある子どもの場合、もちろん無理強いは禁物ですが、日々のメニューの中で諦めずに出すうちに、食べるようになることが多いようです。最初嫌がったものでも、平均15回以上試していくうちに食べ始めたという報告もあります。そういうものだと思ってかかれば、ママの落胆も少なくてすむかもしれません。

 好き嫌いのあるお子さまにママができることは

・できる限り家族で食事をする
・少ない量を用意して一口でも食べたら褒める
・嫌がったら何も言わずに食卓からさげる
・間食は控える
・柔らかさや舌触りを変える
・自分の子どもは遅咲きタイプと思って忍耐強く待つ

 気長にやってみてください。