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奇声をあげる

2019年04月15日

 生後5~6カ月頃になると、赤ちゃんはいろいろな声を出せるようになります。時には「キー、キー」「キャー、キャー」といった金切り声など、今まで聞かなかったような奇声をあることがあるので、まわりはびっくりするかもしれません。赤ちゃんの機嫌はよさそうなのに、「何かストレスがあるのかしら」「何か他の原因でもあるのかしら」と心配になるママも多いようですが、この時期の赤ちゃんにはよくあることで決して珍しいことではありません。

 生後2カ月頃、それまで泣くことしかできなかった赤ちゃんも、ご機嫌なときには一人で「アー」とか「クー」といった、響く柔らかな声を出し始めます。呼吸が安定してくると、呼吸のリズムとは独立して、さまざまな音声を発するようになるのです。この時期に多い「アー、アー」「ウクン、ウクン」といった大人が聞くと簡単に思えるような発声でも、練習なしには上達しないといわれています。

 ママが声をかけると反応し、家族がおしゃべりするのを聞いて、赤ちゃんはおしゃべりを続けます。そうやっていろいろ経験を積んで、音を言語的に変化させる術を習得できるようになります。出生後6カ月頃になると口腔内の構造も変わり、それまでとは違った声も出せるようになります。奇声のように聞こえても、本人にとっては今までとは違った音が出ることに夢中なのでしょう。自分の声が認識できるようになるまで成長した、とも言えますね。

 声を出すことは、言葉を話す練習でもあります。かん高い声で叫ばれると家族は心配になるかもしれませんが、機嫌がよいならこれもおしゃべりの練習、遊びのひとつ、と考えて見守ってあげましょう。


 また発声の発達には「笑い」も重要だといわれています。「笑い」を繰り返していくうちに、吐く空気の量の調節や声門の開閉の具合をコントロールするすべを身につけていくのです。おとなが楽しく遊んであげることが、赤ちゃんの言葉の発達にも大事なのですね。

 奇声をあげるのも言葉の発達という点から考えてみると安心できるでしょう。