妊娠中は、キンメダイやマグロなど魚の摂りすぎに注意するよう言われましたが、授乳中も気をつけたほうがよいのでしょうか。(1ヵ月)
2003年に厚生労働省より”水銀を含有する魚介類等の摂取に関する注意事項”が公表され「妊娠している方、またはその可能性のある方は、魚の食べ方に注意することが望ましい」とされています。しかし、母乳を介して赤ちゃんが摂取する水銀量は低いことがわかっています。授乳中の女性は注意事項の対象にはなっていませんので、キンメダイやマグロなども食材として摂ってかまいません。
また、イワシ、サンマ、サバ、アジなどは、妊娠中でも通常の量を食べて安全とされています。魚には良質なたんぱく質や、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった脳や視力の発達に大切な脂肪酸が多く含まれています。
魚だけをたくさん摂るのではなく、肉や野菜などいろいろな食品と組み合わせ、バランスよく食べましょう。