日中のおむつは卒業してもう失敗することもなくなりました。ただ、夜中にはまだもらすことが多くおむつをして寝ています。夜のおむつはいつ頃取るものですか?(4歳)

夜中にまだおしっこをしているようなら、無理に起こしてトイレに誘ったりせずおむつをしてしっかり寝かせてください。昼間のおむつと違って夜のおむつはお子さんの生理的な成長に左右されるものです。成長すると人間の身体には夜眠っている間におしっこを作る量を減らし、濃くする働きをする「抗利尿ホルモン」を分泌されるようになります。そのため成長すると眠っている間はあまりおしっこをしなくなるのです。

子どもの眠りのリズムは、赤ちゃんの間は小刻みに寝たり起きたりすることが多いのですが、2~3歳になると夜まとめて眠るようになります。やがて5~6歳の頃には大人と同じような睡眠パターンになっていきます。それにより「抗利尿ホルモン」が多く出るようになって、自然とおしっこを朝まで貯められるようになりおむつの必要がなくなっていくのです。

ぼうこうの大きさや、睡眠リズムが安定しているかどうかによって、個人差がありますが5~6歳にはおねしょをする子は少なくなってきます。「抗利尿ホルモン」は熟睡することでよく分泌しますから、まず夜は起こさないようにしてみるとよいですね。5歳を過ぎても毎晩おねしょが続くようであれば一度かかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。