本好きな子どもに育ってほしいので、絵本の読み聞かせをしたいのですが、じっと座っていません。まだ、早すぎるのでしょうか。(8ヵ月)

100人のママたちに絵本の読み聞かせについてリサーチしたところ、生後6ヵ月までに絵本を与えた人が7割で、0歳児で平均8冊の本を持っていることが分かりました。(エンゼル110番レポートVol.34、2001年12月「絵本の読み聞かせをしていますか?」より)

ママたちは、絵本への関心が高いようですね。でもこの時期、読み聞かせにじっと耳をかたむけるのは、難しいかもしれません。赤ちゃんにとって、絵本はおもちゃと同じ。まずは触ったりなめたりして、親しんでいるだけでも十分です。

赤ちゃんにもよりますが、1歳くらいになると、ママの膝の上で広げた雑誌や、新聞にジッと目をこらすことがあります。そこに動物や車などの写真や絵を見つけて、喜ぶようすが見られたら、そろそろ絵本にも興味を示すかもしれません。

初めて出会う本は、子どもが好む身近な動物や、乗り物、食べ物などが、単純な線と赤、黄、緑、青といったはっきりしている色で描かれたものがよいでしょう。

読み聞かせというより「ワンワンかわいいね」「バスだね」と語りかけながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむつもりで!