はじめての子育て。新生児期は、授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話に追われて無我夢中ですね。1ヵ月健診が無事済み、里帰り先から自宅に戻り、日中赤ちゃんと二人きりの生活がスタートしたところで、「赤ちゃんとどんな風に遊んだらいいの?」と、戸惑ってしまうママが多いようです。確かにまだこの頃の赤ちゃんは、目も合わせてくれないし、あやしても笑ってくれるわけではないので、戸惑っても当然です。
こうしなくてはいけないと、あまり難しく考えずに、赤ちゃんの発達にあわせた触れ合い遊びをママやパパがまず楽しむようにしましょう。
首がすわる3~4ヵ月くらいまでは、やさしく触ってもらったり、語りかけてもらうことが大好きな時期です。横抱きにしてゆらゆらしながら歌ってあげたり、顔を近づけて小さな声でやさしく語りかけてあげてください。語りかけに一見反応がなくても、ちゃんと伝わっていますよ!
おもちゃは、手に持ちやすい小さいもので、色や音がはっきりしているガラガラやぬいぐるみなどがよいでしょう。30~40cmの距離で見せるようにし、目が合って追うようになったら、ゆっくり左右に動かしてみます。
赤ちゃんは、おもちゃのガラガラを持てるようになると、すぐなめるようになりますので、日本製ならばSTマークがついているものが安心です。(STマークは、形、強度、有害物質など、安全基準を満たしたというマークです)市販されているおもちゃ以外にも、レジ袋や紙をくしゃくしゃして音を聞かせてもよいですし、ハンカチなどの布や積み木、ブロックと感触の違うものを握らせてあげるのもよいですね。
また、はじめての絵本は、赤ちゃんは赤、青、黄色など原色に反応しやすいので、色が濃く、絵が大きくはっきり描かれているものを選びます。読むときには、「こんこん」とか「ブーブー」のような擬音を聞かせてあげると喜びます。
うつ伏せが上手になって、首を持ち上げるようになったら、ママやパパもうつ伏せで向き合って、「こんにちは」のあいさつごっこも楽しいですよ。おもちゃを少し離して置き、赤ちゃんが手を伸ばせるようにします。
首がしっかりすわってきたら、立て抱きにして家の中や外の景色を歩きながら見せてあげるようにしましょう。視界がぐっと広がって、赤ちゃんによい刺激となります。
この時期の遊び方の注意点として、首が安定するまでは「たかいたかい」のように、大きく揺らすことはやめましょう。やさしくゆらゆらする程度なら問題ありません。
毎日こんな触れ合い遊びをママやパパが楽しんでくりかえしていくうちに、お気に入りの遊びが見つかって、親子のイキがぴったり合うようになると思います。