物事は角度によってさまざまな見え方をするものですね。
ネガティブ、ポジティブという言葉がありますが、考え方によって気持ちも変わります。

先日エンゼル110番に、子育てを一生懸命がんばっているママから「幼稚園に入園しましたが、身体は小さいし、言うことは幼いし、泣き虫だし、これから先が不安になります・・・」との相談がありました。我が子のこととなるとついつい周りと比較してしまい、自分の子は劣っているのではないかという思いが強くなりがちです。
しかし、ママが短所だと思い込んでいるその子の特徴は長所でもあるのです。小さい→「可愛い」、幼い→「無邪気」、泣き虫→「優しい、感受性が豊か」ということになりますよね。

他にも親が子どもの「困った」と思うことも、次のように言い換えることができます。
落ち着きがない→「好奇心旺盛」、言うことを聞かない→「自分をしっかり持っている」、協調性がない→「自分の世界を持っている」、乱暴→「エネルギーに満ちている」、引っ込み思案→「慎重」、発達がゆっくり→「大器晩成」、人見知り→「ママのことが大好き」などなど。ポジティブな言葉に言い換えてみると、ママにとっては短所と思い込んでいたことも、その子の長所や美点とみることができそうです。

子育てにまじめに取り組むママほど、真正面から子どもを見つめがちですが、角度を変えて見れば子どもの可能性をより発見できそうな気がします。ポジティブな言葉があふれると、ママも子どもも笑顔になりそう。少し肩の力を抜いて、ネガティブからポジティブへ気持ちも切り替えていきませんか。