子どもの死亡原因のトップは「病気」ではなく「不慮の事故」だということを知っていますか?
 その事故のうち0歳児に最も多いのが、誤って異物を口に入れてしまう「誤飲事故」です。誤飲は窒息や中毒など、お子さんを危険な状態に陥れかねません。日頃から口に入ると危険なものは手の届かないところに徹底保管しましょう。また十分注意したつもりでも赤ちゃんの成長は早く、昨日できなかったことが突然できるようになります。踏み台は置かない、テーブルクロスは使わないなど、赤ちゃんの目線に立ってチェックすることが大切です。

【飲んだら危険!!!】

●たばこ・・・毎年ワースト1、特に生後7-8ヵ月の事故が多くなっています。両親の読書中やテレビに熱中してほんの一瞬目を離したすきや、洗濯・料理などの家事の最中におきています。またジュースの空き缶などを灰皿代わりにするのもNG!水に溶けた成分はより危険です。
●医薬品・・・コタツの上に置いてあったパパの薬を好奇心いっぱいの2歳の男の子が飲んでしまったという例も。
●化粧品・・・ママの化粧品はどの子も大好き。
●洗剤、殺虫剤・・洗面所でゴキブリ用のホウ酸ダンゴ(1歳6ヵ月)お兄ちゃんと遊んでいてパラゾール(1歳5ヵ月)
●アルコール飲料・・缶チューハイをジュースとまちがえて(7歳)
●ボタン型電池・・・テレビのリモコンをイタズラしていて(2歳2ヵ月)予想外に多い事故です。
●コイン・・・50円玉で遊んでいた子が急にむせ始め、ママがとろうとする間もなく飲み込んでしまった。(2歳)誤飲したものが引っかかってしまう「食道異物」の2/3がコインです。
●文具、おもちゃ、アクセサリー等・・・とがった画鋲などは落ちていませんか?携帯ストラップを飲み込んでしまった例も増えています。

【窒息は重症度が高い!!・・・気管支の方に異物が入る誤嚥の実例】
 ダントツ1位はピーナッツ、ついで豆類、丸い飴、ぶどう、プチトマト、コンニャクゼリー・・・等。たくわん、ちくわ、イクラなどの例もあります。ある程度の大きさとかたさのあるものは可能性があります。

【チャイルドマウスをつくろう】
 3歳児の口の最大口径は39mm、喉の奥までは51mmあります。子どもの口に入る大きさかどうかを調べるためにチャイルドマウスをつくってみましょう。チャイルドマウスに入る大きさのものは、すべて誤飲や窒息事故を起こすおそれがあります。高さ1m以上または赤ちゃんが開けられない扉や引出しの中へ徹底保管を!!

ラップの芯、トイレットペーパーの芯、フィルムケース等で直径39mmくらいのもので代用できます。

【飲み込んでしまった場合】
 飲み込んだものとその量を調べて子どもの様子を確認します。ものによってはすぐに吐かせなければいけないものと、反対に吐かせてはいけないものがあります。また意識がないときやけいれんを起こしているときは吐かせてはいけません。
誤飲事故はすばやい対応が必要です。電話番号や対応一覧表などを見えるところに張っておきましょう。

【いざというときの電話】

中毒110番(大阪) 072(727)2499/24時間対応年中無休 無料
中毒110番(つくば)029(852)9999/9:00から21:00年中無休 無料
タバコ専用電話 072(726)9922/24時間対応年中無休 テープ対応 無料

参考HP
こどもの救急   http://www.kodomo-qq.jp
こどもの誤飲・誤食110番 http://www.okiyaku.or.jp/goin

参考文献
子どもの誤飲・事故(やけど、転落など)を防ぐ本  三省堂 山中龍宏著
NHKすくすく子育て 2005年12月号   日本放送出版協会
母子健康手帳