「叱りすぎて自己嫌悪におちいっているんです」「つい、どなってしまい後悔していて…」といったご相談をいただくことがよくあります。いつもニコニコ優しいママでいたいけれど、なかなかそういうわけにはいかないですよね。

よいことをしたら大げさなくらいにほめる、悪いことをしたらその場できちんと叱るということが育児には必要です。でも、子どもはまだ何がよくて何が悪いかわからない場合が多くあるため、育児では、どうしても「叱ること」が多くなると思います。しかし、ママの機嫌で怒ってしまったり、何度も叱りすぎてしまうこともあるでしょう。

そのようなとき、どうしていますか?

お母さんが「やりすぎた」と思ったら、「ごめんね」と素直に謝りましょう。
叱った後は、関係がこじれないように、またママの思いを次からはうまく伝えるためにもフォローは大事なことです。
フォローって何をするの?と思うかもしれませんが、特別なことをするのではなく、いつもと変わらず同じことをするだけで十分です。
たとえば、こんな方法はいかがでしょうか?
1.一緒に楽しいことをする
一緒におやつを食べたり遊んだりお手伝いをしてもらったり、楽しい体験を共有するとちょっと離れてしまった距離が縮まります。
2.スキンシップをとる
抱っこしたりハグしたりひざにのせたり、ほおずりしてください。固くなっていたお子さまの体も気持ちもほぐれていきます。
3.きちんと目を合わせる
素直になれず、目をそらしたりにらんだりするのは避けましょう。きちんと目を合わせて微笑んだりうなずいたりしてください。お子さまは安心します。
お子さまに、「自分が大事に思われている」「変わらず愛されている」ということをきちんと言動を通して伝えましょう。ありのままのお子さまを認め、受け止めてあげられるとよいですね。