赤ちゃんがぐずったときに散歩をすると、ご機嫌になることはよくありますね。風景を見ながら風や光を肌で感じたり、虫や鳥の鳴き声を聞いたり、四季折々の草花の香りを嗅いで散歩することは、赤ちゃんの心とからだの成長に役立つばかりでなく、ママのリフレッシュにもなります。
 最近の脳科学研究によると、身体的ストレスも、精神的ストレスと同様に脳で感じるといわれています。心のバランスを整える脳内物質「セロトニン」は、体を動かすことで分泌されます。歩くことによって脳が刺激を受け、ストレスが減り、心身を健康に保つことができるわけです。
 体調、気候のよいときは散歩して、大いに大脳を刺激し、気分や育児ストレスをすっきりさせましょう。

〈歩き方のコツ〉
①姿勢
 背すじを伸ばす。頭のてっぺんが上から吊られているようなイメージで。
②歩幅
 肩幅を超えないくらい。
③つま先の向き
 15度くらい開く。
④視線
 2-3m先を見る。
⑤足裏の重心移動
 踵(かかと)から着地し、つま先の小指側に向かって重心を移動し、最後に蹴るという動きをする。