「おばあちゃんから『お風呂上りに湯ざましを与えるものだ』と言われたけど、全然飲みません」「よく汗をかいているのに、湯ざましも麦茶も飲みません」といった水分不足を心配する相談はよくあります。子どもは体内の水分の割合が高く新陳代謝が盛んなため、大人より水分を多く必要とします。ただし生後5ヵ月頃までの赤ちゃんは、母乳、ミルクが十分飲めていれば水分不足の心配はないと言われています。飲まないのなら水分は足りているのでしょう。
ただ、下痢 や発熱時には十分な水分補給が必要になります。、少しずつでも飲めるように工夫してみましょう。

*水分補給の方法
①湯ざましや麦茶はミルクよりサラサラしているので、ミルクと同じ乳首では出すぎて飲みにくい場合があります。乳首の種類を変えるか、休みながら少しずつ飲ませてみましょう。
②哺乳瓶を嫌がる場合、スプーンやコップで与えてみましょう。
③のどが渇いたタイミング(お風呂上り、散歩から帰ってきたとき、たくさん汗をかいているとき、泣いた後など)に与えましょう。
④少し温度を変えてみましょう。室温まで温度を下げたり、逆に温かいものを気に入るお子さまもいます。
⑤公園や児童館などで他のお子さまが飲んでいるのを見ると、自分も欲しくなるかもしれません。お気に入りの水筒に入れて持って行ってみてはいかがでしょう。
⑥入浴中にコップの練習を兼ねて、室温に冷やした湯ざましを飲ませてみるのも一つの方法です。

一度にたくさん飲む必要はありません。、機嫌をみながら無理強いせず試していけるとよいですね。