赤ちゃんの月齢が進んでくると、発育だけでなく発達面も気になってきますね。そのひとつが「言葉の発達」です。生活の中で言葉の発達を促すにはどんなことができるか、ポイントをまとめてみました。

① 赤ちゃんが機嫌よく声(なん語)を出しているときはチャンスです。赤ちゃんの声まねをしながら話しかけてみましょう。「あーあーうーうー、何お話ししてるのかな?ママに教えて。」「おーおーくーくー、声が出たね。面白いね。」など、抱っこやスキンシップをしながら行うと、心地よい皮膚刺激も加わって脳が活発に刺激されます。
② 赤ちゃんをお世話するときは「オムツ取り替えるね。気持ちよくなるよ。」「お風呂に入ってチャプチャプしようね。」と話しかけましょう。言葉がけに行動が伴うことで、記憶とともに安心感が生まれます。お世話が終わったあとは「さっぱりして気持ちよくなったね。」「お顔も体もピカピカ!きれいになったよ。」と話しましょう。お世話の途中で泣いてしまうことがあっても、ポジティブな言葉がけで終わらせましょう。
③ 赤ちゃんが何かを見つめているときや、手を伸ばしたときに赤ちゃん目線で話しかけます。「何かな、何かな?触ちゃおうか?」「はらほら、持ってみよう。振ると音がするね。」と話しかけながら遊びます。また、「わー、きれいな色だね。」とか「カラカラカラ、面白い音がするよ。」などと、赤ちゃんの気持ちを想像して代弁します。楽しい気持ちだけでなく、「触れなくて残念だったね。」「音がしてちょっとビックリしたね。」と悲しい気持ちや驚きなども代弁してみましょう。
 
その他に、ママがやっていることの「実況中継」もおすすめです。「今、離乳食トントン作ってるから待っててね。おいしいよ~。」「お洗濯ガラガラしてくるね。○○ちゃんのお洋服もきれいになるよ。」などなど。赤ちゃんにはわからないように思えても、こうした言葉がけを続けることによって言葉と行動が結びついていきます。言葉はコミュニケーションが伴って生まれてきます。ぜひママのアイディアを活かしていってください。