「子どもが言うことを聞かない」「ママの思い通りに進まない」など、育児中はイライラすることはよくありますね。エンゼル110番にはそんなママからのご相談をたくさんいただきます。
寝てばかりいた赤ちゃんも寝返りやハイハイを始めて、やがて歩き出すようになると言葉も出てきて、会話ができるようになります。ママは、子どもとうまく会話ができるようになると、つい「理解できて当然」と考えてしまいがちですが、この頃の子どもは、まだ脳の発達も未熟なため、一度や二度言われただけでは、理解することができません。これからいろいろなことを経験して学んでいくことで、脳も発達し、理解できるように成長していくのです。
それでは、ママのイライラはどのように解消したらよいのでしょう。
「理解できて当然」「できることが当たり前」と捉えてしまうと、できなかったときのストレスが大きくなり、ママのイライラも増大してしまいます。そこで、少し発想を変えて気持ちを「できたらいいな」に置き換えてみてはどうでしょうか。
例えば食事のとき、「このくらいなら食べられるだろう」ではなく、「このくらい食べてくれるといいな」と思えば、残しても「しょうがない」と思えるし、全部食べてくれたときには何だかうれしい気分になりませんか。他にも「8時には寝かせたい」と思うより、「8時までに寝てくれたらいいな」と思うことで、8時までに寝てくれたときには「今日はラッキー」と思えますよね。
そして、ママから受け入れられる経験を積み重ねて、お子さんは困難な状況にぶつかっても、それを乗り越える力も養っていきます。
幼いときは長い人生の一瞬にすぎません。「できたらいいな」でリラックス。少し余裕を持って、今を楽しんでいきましょう。