赤ちゃんは「キー、キー」「キャー」といった甲高い声を出すことがあります。今まで聞いたことがないような奇声をあげると、パパやママは驚いてしまいますよね。赤ちゃんの機嫌はよさそうなのに、「どこか体調が悪いのかな」「赤ちゃんへの接し方がよくないのかな」と心配になるパパやママも多いようです。ただ、赤ちゃんがあげる奇声は成長する中で自然にみられるものであり、決して珍しいことではありません。

生後5~6カ月ころになると、赤ちゃんはいろいろな声を出せるようになっていきます。奇声のように聞こえても、赤ちゃんにとっては今までとは違った音が出ることに夢中なのでしょう。自分の声を聞くのが楽しいと感じ始め、奇声を出して遊ぶ姿がみられるようになります。赤ちゃんが自分の声を認識できるまで成長したともいえますね。また、声を出す器官が発達している証拠ではありますが、声の強弱をコントロールすることはまだ難しい時期です。あまり甲高い声で叫ばれるとご家族は心配になるかもしれませんが、声を出すことは言葉を話す練習でもあるので、機嫌がよいならおしゃべりの練習、遊びのひとつと考えて見守りつつ、赤ちゃんと一緒に楽しむ気持ちをもてるとよいですね。

赤ちゃんはパパやママが声をかけると反応し、家族がおしゃべりするのを聞いています。そういった何気ない日常を通して、日々の成長を実感できるのはうれしいですよね。ただ、外出先など人がたくさんいる場所で、赤ちゃんの奇声と向き合うのは大変です。奇声が気になる時は、お出かけの時間や場所を考慮して、パパやママそして赤ちゃんにも負担がかからないように行動できるとよいでしょう。