昔は「断乳」と言っていましたが、今は「卒乳」というのですか?娘がいつまでも母乳を与えているので、こんなに授乳してよいものかと心配になりました。「卒乳」と「断乳」とはどう違うのですか?(1歳4ヵ月)

 「卒乳」は赤ちゃんが自ら母乳を必要としなくなること、「断乳」はママが意志を持って授乳をやめることと考えてよいでしょう。かつては、1歳で断乳をすすめていた時代もありましたが、最近はやめる年齢にこだわらない「卒乳」という考え方が主流になっています。

 赤ちゃんにとっては、自らいらなくなったときにやめるのが理想的ともいえますが、実際はママと赤ちゃんとで時期に折り合いをつけることになるようです。ママがいつ頃まで母乳を与えたいのか、赤ちゃんは離乳食をしっかり食べているか、夜間の授乳でママが疲れていないかなど様子をみて、「卒乳」の時期を考えていきます。母乳をやめることで離乳食の食べる量が増え、ぐっすり眠るようになり生活リズムが整いやすくなることもあります。
お孫さんは1歳4ヵ月ですので、まだ母乳を飲んでいるお子さんも多い時期だと思います。

 ママが赤ちゃんの離乳食が進まないことなどを気にしていて、授乳回数が多いのであれば回数を減らしていくようにアドバイスしてはいかがでしょうか。気になることがなくママも授乳を負担に思っていなければ、しばらく続けてよいと思います。