「そろそろ手づかみ食べの練習をしようと思っていますが、手に持たせようとしても持とうとしません。食べたくないのかと思いきや、私が食べさせるといつも通り食べます。どうしたらよいでしょうか?」
 こんな相談を受けることがあります。確かに自分で食べないと気がすまない赤ちゃんがいる一方で、まったく手を出そうとしない赤ちゃんもいます。個性の一つといえばそうなのですが、ママとしては困ってしまいますね。
 お腹が空いていなかったり、持ちにくい形だったり、ベタベタした感触や手が汚れることが苦手だったり、甘えたい気分だったり、大人の真似をしたかったり・・・きっと、赤ちゃんにも理由があるんでしょうね。
 お腹が空いてる時に挑戦したり、手で食べやすい「赤ちゃんせんべい」のような乾いたものから始めたり、ママも一緒に手づかみ食べをしてみたり、フォークに刺して渡してみたり、根気よく続けましょう。
 赤ちゃんに出す食事は少な目に盛り付け、達成感を味わえるようにするのもいいですね。ポケットつきのエプロンやレジャーシートなどで汚れを広げないように工夫すると、ママも汚れることを気にせず、食べさせてあげられますね。

 ただし、食材は触ってぐちゃぐちゃにしても、口には持っていかないときは、遊びだしたらもうおなかはすいていないと考えて「もうごちそうさま?」と確認して食事は終わらせてください。
 大好きな果物を手づかみでお口に「パク!」。そんな日も近いと信じて、赤ちゃんの様子を見ながら続けていきましょう。