泣いてばかりの赤ちゃんに比べていつもよく寝てくれる赤ちゃんは、育児が楽と思われがちですが、あまりにも寝すぎている気がして心配になってしまうというママもいます。赤ちゃんの睡眠スタイルにはかなり個人差があり、一日中ぐずぐずしてなかなか寝ない子、昼寝はあまりしないが夜しっかりまとめて寝る子、お昼寝もたっぷりしてさらに夜間もよく眠りほぼ1日中寝ているような子もいます。

新生児期には必要な哺乳量を確保するために、寝ている場合でも起こして2~3時間おきに授乳することをおすすめしています。生後1ヵ月を過ぎて、体重増加が順調なお子さまは、夜間は起こしてまで授乳する必要はなくなります。ただ、日中は3~4時間おきに起こして1日6回ぐらいを目安に授乳するとよいでしょう。気持ちよさそうに寝ている赤ちゃんを起こすのはかわいそうな気もしますが、日中の授乳間隔が長くなっていたり、おむつ交換の時間も過ぎてしまっている場合は起こしましょう。

新生児期以外は、体重が順調に増えていておしっこやうんちもちゃんと出て、機嫌もよければ、赤ちゃんが寝ている時間が長くても心配しすぎる必要はないでしょう。ママも赤ちゃんが寝ているときはゆったりする時間にあてるとよいですね。

また、おとなしく手のかからない赤ちゃんは刺激が少なくなりがちです。起きているときには積極的に話しかけたりあやして、相手をするとよいでしょう。