コラム パパ応援コーナー

風疹の予防接種を受けよう

2014年04月02日

2013年に風疹が大流行しました。そのときの患者の7割以上が男性で、うち20代~40代が8割を占めていたそうです。風疹は抗体を持っていない妊婦が妊娠初期にかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障などの障害(先天性風疹症候群)が出るおそれがあることが知られています。
 風疹ワクチンは初め中学生の女子のみを対象に接種されていました。それだけでは、流行の発生を抑えることができず、平成6年から生後12ヵ月から男女の区別なく接種されるようになり、中学生男女の接種も継続されています。
 なぜ、そのように接種する対象者や回数が増えているのに大流行が起こるのかと疑問に感じたパパはいませんか?
 予防接種で得た抗体は、しばらく周囲で感染した人がいない状態でいると抗体価が下がってしまいます。また体質によっては、免疫がつきにくいことがあります。2012年の国立感染症研究所の調査では、20~40代の男性の16%が風疹への抗体を持っていませんでした。一方、予防接種が定期化されていた20~40代の女性の4%が風疹への抗体を持っておらず、10%が感染予防には不十分な低い抗体価でした。2008年に10代、20代の若者を中心に麻疹が大流行しましたが、そのときも抗体を持っていない人と抗体価が下がってしまった人が、学校という集団にいたためまたたく間に広がってしまったといわれています。
 ぜひ、風疹にかかった覚えのないパパは、一度風疹の抗体を調べてもらいましょう。そして、抗体を持っていなかったり低い抗体価だったりしたパパはMR(麻疹風疹)ワクチンを受けることを検討してみてください。風疹の免疫が不十分な人は、麻疹の免疫も不十分な可能性が大きいので風疹の単独ワクチンではなく、MR(麻疹風疹)ワクチンがおすすめといわれています。
 予防接種を受けることは、これから生まれるかもしれないわが子を守るだけではなく、社会として免疫力を高め未来の子どもたちも守ることにつながっていくと思います。

 ☆大人が風疹・MRワクチンを受けられる医療機関リスト⇒
 「VPDを知って子どもを守ろう」http://www.know-vpd.jp/news/1436.php