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離乳食・油脂の使い方

2018年03月20日

 離乳食を進めるときに、使える食品、使えない食品について迷うママは多いようです。その中で、バターや植物油などの油脂については、「使ってはいけないと思った」「使う量や種類、使い方などがわからない」という声を聞きます。離乳期を通して、油脂をまったく使っていないというママも少なくありません。油脂の使いすぎはよくありませんが、適量の使用は調理の幅が広がり、離乳食の取り分けもしやすくなりますね。油脂は腸の中で潤滑油の働きをするので、便秘解消の効用も期待できます。まだ1回も使ったことがないというママも試してみてはいかがでしょう。


●ゴックン期(5ヵ月から6ヵ月頃)
 スタート時期は使えません。スタートから1ヵ月くらいたっていくつかの食品に慣れてきたら、風味をつける程度にごく少量使えます。消化吸収のよいバターがおすすめですが、塩分があるので、ゴックン期、モグモグ期くらいまではできれば無塩バターが望ましいでしょう。
 この時期は油脂を無理に使う必要はありません。便が硬いときに、母乳やミルクの不足がないか確認するとともに、離乳食で少量の油を試してみるという使い方がいいでしょう。
 
【使い方例】
☆かぼちゃのバター煮
 裏ごししたかぼちゃにごく少量のバターを加えてから、水またはスープ(ベビーフードの野菜スープやだし汁など)を適宜足して食べやすいくらいにのばしながら加熱します。かぼちゃの代わりにマッシュしたじゃがいもでもよいでしょう。


●モグモグ期(7ヵ月から8ヵ月頃)
 1回の食事全体に使える油脂の目安量は小さじ半分(2g)くらいまでです。バターに慣れてから植物油を使うようにしましょう。
 
【使い方例】
☆洋風しらすトマト煮
 トマトは皮と種を除き、しらす干しは湯通ししてそれぞれ刻みます。なべに少量のバターを溶かしトマトとしらす干しを炒めます。スープ(ベビーフードの野菜スープやだし汁など)を加え適量の片栗粉で少しとろみをつけます。


●カミカミ期(9ヵ月から10ヵ月頃)
 1回の食事全体に使える油脂の目安量は小さじ2/3(3g)くらいまでです。離乳食が進んでくると便性が変わってくることがあります。赤ちゃんによっては便秘がちになることもあるようです。納豆、ひじき、野菜、きのこ類など繊維の多いの食材やヨーグルトのほか、油脂を利用したメニューがお薦めです。逆に下痢気味のときは油脂の使用は避けましょう。
 
【使い方例】
☆豆腐のふんわり焼き
 木綿豆腐40gをよく水切りし、かたくり粉を少々まぶします。なべに油を入れて焼きます。だし汁適量としょうゆ少々、大根おろし大さじ1を加えて煮ます。
☆ブロッコリーのグラタン
 大人用にホワイトソース(バター・小麦粉・牛乳)を作るときに、塩、こしょうをする前に赤ちゃん用に取り分けます。やわらかくゆでたブロッコリーにホワイトソースと粉チーズ少々をかけ、オーブントースターで数分焼きます。


●パクパク期(1歳から1歳6ヵ月頃)
 1回の食事全体に使える油脂の目安量は小さじ1(4g)くらいまでです。1歳くらいになると遊び食べやムラ食いが始まり、食べる量が少なくなることがあります。油脂の利用は離乳食のエネルギー量アップになりますから、小食のお子さんにもよいですね。
 また、緑黄食野菜に多く含まれるβーカロテンやきのこ類のビタミンDは油と一緒に摂ると吸収がよくなります。料理に風味やコクも出るので、目先の変わったメニューとして試してみてはいかがでしょう。
 
【使い方例】
☆きのこ入りナポリタン
 皮をむいたトマトと、えのき、しめじなどのきのこ類を小さく切ってオリーブオイル少量で炒めます。ゆでたスパゲティと適量のスープを加え、やわらかくなったらトマトケチャップ少量で味つけします。
☆色とりどり野菜チップ
 薄切りにしたかぼちゃ、にんじん、ピーマン、じゃがいもなどを植物油で素揚げにします。