Q&A じぃじばぁばの部屋


体のこと/発育・発達

赤ちゃんに日焼け止めなんて、必要なの?

娘が6ヵ月になる孫に日焼け止めをつけるというのですが、日焼け止めなんて必要なんですか?日に焼けることは健康的なことなのではないのですか?(6ヵ月)
 かつては、真っ黒に日焼けした子どもの姿は「健康」「元気」の象徴のように考えられていましたね。でも、最近ではちょっと様子が違うようです。
 日焼けの原因は太陽光線の中の紫外線ですが、紫外線にはいろいろな作用があります。人体にプラスの作用としては、血液循環をよくする、骨の発達に必要なビタミンDを合成する、殺菌作用などです。昔はビタミンD不足が原因となるくる病のために、母子健康手帳でも積極的に日光浴をすすめていましたね。
 マイナスの作用としては、短時間に多量の紫外線を浴びることによっておこる急性のものと、長期間にわたって紫外線を浴びることによっておこる慢性のものがあります。
 急性のものの代表はいわゆる「日焼け」で、慢性のものの代表は皮膚のたるみやしわなど「光老化」といわれるものや「皮膚がんや白内障のリスクを高める」というものです。
 皮膚の薄い赤ちゃんはちょっと日焼けしただけでも「やけど状態」になることも多いので、紫外線量が増える5月くらいから、外出時には紫外線を防ぐ対策が必要になります。また、戸外で過ごすことの多い子どもの時期は大人に比べて、紫外線を浴びる量がとても多くなります。
 具体的には、一番紫外線の多い正午前後の時間はできるだけ直射日光にあたらない、帽子や衣服で肌を覆い、直接日光があたらないようにする、戸外ではなるべく日陰で過ごす、紫外線防止剤(日焼け止めクリーム)を適切に使うなどです。
 ただし、紫外線を完全に避けるのは不可能ですし、太陽の光にはくる病の予防だけではなく、生活リズムを整え夜の睡眠を充実させる、気分を爽快にさせる、自然な食欲の増加につながるなど、子どもの健康な生活という視点からは欠くことはできません。
 ですから、無防備に日に当たるのでもなく、むやみに不安になるのでもなく、紫外線対策を十分にして上手にお日様と付き合うというのが、これからの子どもの健康には必要です。